徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

歴史作品の感想とか色々

鎌倉殿の13人 第6回「悪い知らせ」感想

さて、頼朝は石橋山で敗れ、北条家嫡男宗時は善次に殺された直後ですが、、、

一方の武蔵比企家では、、、頼朝の味方になるか、否か

頼朝の乳母であった比企尼(草笛光子)はすぐに兵を上げろと当主能員(佐藤二朗)に激を飛ばしますが、、、妻の道(堀内敬子)は反対派で、、、毎回コントですねww

特に比企尼は完全に真田丸の時のおばば様と一致ですわwww

 

 

一方で頼朝は石橋山の洞窟に身を潜めており、、、大庭方の梶原景時と目が合いますが、景時は無言スルー、、、これにより最大ピンチを乗り込えます、、、そしてこの時点で残ってたお付きは安達泰盛土肥実平でしたね\(^o^)/

 

 

北条時政・義時親子は宗時の運命を知らぬまま、甲斐源氏武田信義の陣へ。

甲斐まで逃げてきたということ??それとも信義も伊豆まで出陣してたの??

兎に角、頼朝とは協力する気はなく対抗心満々と信義、、、しかし、時政は頼朝への忠誠心のかけらなど見せずに、信義に臣従する態度www これまで調子よかったですが、結局兄同様、頼朝への忠義などなかったのですねwwwそれが北条氏\(^o^)/

これまで乗り気でなかったけど頼朝を守ろうとする真面目な義時君は気の毒なところです(笑)

尚、武田信義を演じる八嶋智仁さんは18年前の大河新選組!では、甲州流軍学者の武田耕雲斎を演じておりました。彼も「自称」武田の末裔でしたねwなんという縁\(^o^)/

 

 

 

一方、りく・政子・実衣の女性陣は伊豆権現で、何故佐殿や時政に嫁いだかの女子トーク、、、地味な寺女の姿なのになんと美しい女子会\(^o^)/

 

 

再び舞台は戦場へ。

ここで登場、「待たせたな」と言わんばかりの三浦義村!!

船を出し、助けに来ます。

しかし、ここは熱海か湯河原あたりの海岸??時政・義時は甲斐から引き返してここまで来たのでしょうか、、、(院宣取りに行くまで伊豆の我が家帰ったからそう遠くはないかww)

 

 

 

 

さて、再び伊豆権現。八重殿のお出ましです!

既に正妻である政子に対して佐殿が夢枕に立って無事を伝えたとカマす!

顔が引きつる政子!怖いよー(;゚Д゚)

対抗して自分のところにも夢枕に立ったと返す政子(勿論見え透いたハッタリw)

しかし、それに便乗して話を合わせるりく(笑)

 

 

政子殿、やはり怒っていたようで、バケツを蹴っ飛ばす\(^o^)/

源平の戦いよりこっちのが戦のが強烈!!

 

 

尚、八重殿が伊豆権現に来たのは、ここに匿われた千鶴丸と会いたかったからのようですね。偶然(いや、政子達預けたのが創作だから三谷監督は狙ってかw)にも一致!

しかし、千鶴丸は既に亡骸として預けられていたのでした。。。八重には5年間知らされず、、悲しいことです。実際に伊豆権現(元伊豆山神社)には千鶴丸を弔った地蔵があるようですね。

 

さて、義時は土肥実平・頼朝と合流ができますが、、、相変わらず、箱根行って戻ったのが無駄足とか頼朝の態度はアカンですなw

 

尚、頼朝の潜む石橋山(小田原市)から箱根権現(箱根町)および岩浦浜(湯河原町?)までいずれも25里、、、1里=4kmで考えると100kmとなり、いくら何でも遠すぎるだろ、、、と思いましたが、平安末期の1里は533m程度だったので、13km程度だからそこまで遠くはないですね(徒歩3時間くらい)。。。

 

しかし、頼朝が岩浦浜に到着するまでに伊東勢の襲撃があり、時政と義村は船で逃亡。頼朝が着く頃、浜に船はありませんが、、、そこは頼りになる土肥し、目と鼻の先の真鶴から船がだせるようです(実際4km程度の距離)。

 

実際伊豆半島の付け根から三浦半島を抜けて安房まで手漕ぎの小舟で渡るのもかなり険しい航路でありますけどね、、、背に腹は代えられない。しかし、この道中でも桶に移る法皇様がwww 笑ってはいけないwww

 

 

まぁなんとか無事に安房に到着。安房で迎え入れてくれるのは安西景益。安西家は7世紀より安房に根付いた豪族であり、保元の乱には義朝に従軍しております。

また、家は室町後期まで続き、里見八犬伝にも最初に義実が流れ着いたときの安房の二大勢力として描かれています。

 

しかし、都合よく安房北条時政・三浦義澄・義村親子、和田義盛仁田忠常など集合しているのが(笑)

 

時政・義時は甲斐の国に潜み、武田信義とともに富士川の戦いで合流のはずななんですけどねww

 

そんな中、仁田忠常が宗時が持ってくるはずだった、観音像を持ってきて、、、、宗時の死を時政・義時も分かり、切ない展開に。

しかし、うしろは向いていられません。頼朝を持ち上げ、平家を討つべき志はいよいよ高まりました。

義時の言った、大将が生き延びたことは、この時代なら天に守られていると誰もが考え、それはどんな大義名分よりも人の心を掴めるというのは真実と思います。

そして、何より「事は既に佐殿の思いを超えております」の一言!

源氏だけの戦ではないのです、東国の豪族、皆が平家(実は源氏も)の支配を脱して独立したいと思っているのです!!

これが執権体制の布石となるわけですね!!

 

次のキーマンは房総の大勢力、上総広常(佐藤浩市)、酒ラッパ飲みで登場し、大物感あふれてます!!

 


次週も楽しみです。