徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

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逃げ上手の若君 第58話「帰還1335」感想

すみません。気力がなくて、逃げ若感想が一日遅れました。

 

やはり助けに来ましたね、楠木殿!

尊氏を迎えに来た理由が料理が冷めると妻が怒り、家庭内の立場維持に、、、というのがお茶目ですね\(^o^)/

 

一方で、尊氏の動向をわざと聞こえるように若に話して、暗殺をけしかけたのも楠木殿のようで、、油断がなりませんな。

そして、それを察して憤る尊氏側近の高師直・師泰兄弟もなかなかの強者です。

 

師直はうどん打ちの名手というのも萌えポイント高いですけどねwww

 

一方、後醍醐帝暗殺を企む西園寺公宗の館に来たのは帝でなく、討伐軍、、、、弟の密告により計画は露見してしまったようです(史実)

ここで急に討伐軍に出てきたのが結城親光名和長年、、、後醍醐帝に見初められて急に出世した武士達の一人です。

「どこの草木かも知れぬ」という公宗が最期になじりましたが、当時三木一草として揶揄されていた成り上がり者がいました。

 

正成・結親光・名和(伯守)長年、千種(くさ)忠顕

 

その二人が急に登場です。しかも結城の兜は秀郷流の三つ巴、名和の兜は宝船(舟紋)と家紋を再現しています!!

家紋f:id:kogakuboshige:20220412221041p:plain

こういう細かい歴史描写、いいですね!!

 

そして、処刑を覚悟する公宗の潔さと、恭家(時行の叔父)の敬意(額に出てるw)も泣かせます( ;∀;)

 

そして、タイトルの通り逃げ支度の若。そこにタイミングよく魅摩ちゃん登場!別れの挨拶で本気涙の若(ただ、その原因は)。。。そりゃさらに惚れますよね、罪な子ですわ!

 

若は悔しさで号泣、吹雪・玄蕃も尊氏の化け物ぶりに落胆しますが、、、、

ここでメンタルの強さを見せたのが狐次郎。そう、子供では負けて当然なのです、そして暗殺実行による京の混乱の最中逃げ出せた時点で作戦は成功、、、前向きさと勢い、これが戦に重要なこと。弧次郎が若と同い年ながら一番わかっていることに感動しました!

 

なんだかんだで若や逃若党達にとって実りの大変大きかった京都編だったと思います。史実、時行は京に行ってないだろうけど、楠木正成佐々木道誉(とその娘)など歴史の大物との接点を作るためにも!!

 

そして、諏訪に帰還、ついに始まるのでしょうか、、、「中先代の乱」が。。。。