徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

歴史作品の感想とか色々

鎌倉殿の13人 第4回「矢のゆくえ」感想

今週もとても情報量多く、目が離せなかったですね!

 

 

開始より、時政の後妻、りく殿がくじを用意し、挙兵の日を決める。

籤引きは神の意思ですから、それに委ねるのは古代・中世の者としては不思議でないですよね。

 

尚、約300年後の室町時代、第6代目将軍は岩清水八幡宮の籤引きで選ばれました。悪御所・万人恐怖と呼ばれる足利義教の誕生です。神が選んだ将軍と権勢を強くしようとしましたが、一方その正当性に自らも疑問を覚え、その反動もあったと言われます。

 

くじの結果、挙兵は8月17日。三島明神の祭りと重なりますが、守りも手薄になり、むしろ好都合と、、、お。三浦親子もきちんと参列してますね。あと和田義盛も!

 

 

標的は山木兼高の屋敷となりますが、ここで義時が堤信遠も打つことを提案!

下馬事件や茄子事件、、、根に持っていたのねww

この執念深さは後々の鎌倉政権に波紋を呼ぶフラグですな!恐ろしや!!

 

 

茄子を頬に押し付けられた父上も喜んでおります!流石親孝行\(^o^)/

 

尚、挙兵の籤引きのタネあかし、、、

りくどのイカサマやん\(^o^)/ なんという策士!!

(あ、、、引き合いに出したよ足利義教の立場がないwww)

 

 

さて、、兵の数ですが、、、え?18人。。。

軍議に並んでいた三浦・和田も来ないの??(彼らの領地は相模なので、戻って兵を集めていたら間に合わないという理由もあるのでしょうが、実際その後の石橋山の戦いの戦いで敗れたのは三浦衆の合流が遅れたのも要因ですし)

 

 

さて、政子殿の視点、、、川の向こうの山(江間館)からずーとみている八重殿が気になる模様。。。

 

「もしあの女が佐殿と何かあるようなことがあれば、私なにをするか分かりませんからね。」、、、、怖いよー( ;∀;) ※そして謎のギターサウンド

 

ここで八重殿と義時が遭遇。挙兵の動きバレてるやんw(まぁ川の向こうからみてればわかるか、、)

 

義時は「仮の話」として、挙兵のことを仄めかします。これは八重のことを信用しての言葉だったのでしょうね。。(しかしながら)

 

そういえば、戦支度なのに、父時政・兄宗時は明るいですね!政子ものんきといってますね。そして小四郎は違うという政子。頼りにしてるんですね!

 

さて出陣前(16日前日だし)だからと、娘の大姫も身に入らない佐殿。政子にも暫く離れていようか発言、、、(八重殿の未練もありそうだし心配)

 

 

さて、仲間集めに苦労している義時。相模の豪族、土肥実平に声をかけるも、佐殿はを信じてよいかと問い詰められ、頼朝じきじきに頭を下げるように依頼しますが、、、

 

佐殿は自分は源氏の棟梁、坂東の田舎者にそこまでしたくないと。。。その態度はアカンですな。

 

ここで、その考えは捨てた方がよい。とカマす義時!流石主人公です!!

そう、田舎者の関東武者が支えての鎌倉殿なのです!!(幕府自体ずっとそういう構造だからね!)

 

こうして土肥実平に「今一番頼りにしてるのはお前だ!」と頼朝直々に説得。ついでにハグ!実平も感動しておりました!!

 

 

しかし、それは誠心誠意の嘘!佐殿、一枚上手です!!

そして、もう一人、相模三浦氏の庶流、岡崎義実にも全く同じ説得を行います。

(なお、このエピソードは歴史書でも描かれているみたいですね)

 

一方安達泰盛は相模の山内首藤経俊の説得に参りますが、鼠が虎に立ち向かうとか、犬のクソが富士山にケンカを売るとか散々な言われよう( ;∀;)流石の泰盛も泣きだしていました。。尚、大庭影親には黙っておくと言っておいてちゃっかりチクってましたな、、(しかも重要な挙兵の場所を知らないまま、、、うっかりさんですねw)

 

 

ここで突然謎のじーさん。近江の豪族佐々木秀吉!68歳の高齢で歯も抜けてますが、翌朝には息子達も来るようです。

 

息子の一人は宇治川の戦いで先陣をきった佐々木高綱で結構有名ですね。

 

しかし、兵は集まらん。八重殿から挙兵は情報は祐親に漏れるは散々な戦準備ですな。

 

またまた登場、枕元に法皇様!自分で法皇様とかいうのインチキ臭がすごいですが、、、まだ金縛り続くんですかい。。

 

 

そして、同行が気になったイケメン武将、畠山重忠。挙兵当日まで伊豆には遊びに来る仲ですが、家のことは別で袂を分かつようです。。

 

 

戦勝祈願に仏に祈る政子ですが、それを意味ないととめるりく

そして、りくの考えているのは左記のこと、四郎(時政)が戦の後でつくってくれる屋敷のこと、、、これぞ策士!そして、政子が鎌倉に御所を作ることへと繋がっていくのですね!

 

 

挙兵し、山木の館を襲うにも山木兼高が居るかを知りたい頼朝達、ここで義時は八重殿に力を借りようとしますが、、実は挙兵の情報は筒抜け、、、

八重殿が義時を「お前」というのがその関係性が垣間見れて面白いですね。

 

 

そして、挙兵が筒抜けなことをきちんと兄に報告して頬を叩かれる義時、きちんと報連相。中間管理職の鑑、偉いです!

 

さて、山木情報は意外なところから、、、八重の現夫、、江間次郎、、冴えないモブでしたが、、山木は館にいるとここで重要な情報を教えてくれます。

 

 

これを矢文でおくる八重殿!カッコいいです!勿論放つ先は川の向こう。。

 

 

そして受け取った頼朝から衝撃の発言

「八重とは人の目を盗んで会っていた」、、、え???

それって、、、義時言わなくても味方になってくれてた??

祐親に挙兵知らせたのも二人の策略のうち??

そして政子が逢ってたことしったら、どうなるんでしょ\(^o^)/

 

そして、いざ出陣!!

出陣後も堤を討つことに執着する義時、この執念深さ、、恐ろしいですな。。

 

 

そして壮大なテーマとともに始まる、4年7か月におよぶ源平合戦の始まり。

次週はさらに本格的な戦となるようですね!楽しみです!!