徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

歴史作品の感想とか色々

アニメ平家物語 第3話「鹿ケ谷の陰謀」感想

平家物語は木曜昼解禁のDアニメストアで見ております。

 

 

さて、今週は鹿ケ谷の陰謀(1177年)。前回の徳子入内(1171年)から実は6年も経っております。

 

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ここで、主要人物の年齢表を纏めました。

 

重盛の次男資盛、三男清経も元服する年頃となっております。

びわも16歳と乙女盛りと思われるのですが、あまり変わっていないように見えます(笑)ロリ系??wwそれか年取らない人外設定なの???

 

尚、第3話前半の舞台は安芸厳島神社高倉天皇の入内した徳子がなかなか子ができないので、子を授かるようにと一族上げて祈願に参っています。(見た目は完全な宴会つきの社員旅行w)

 

舞台で舞う重盛、美しいですな!

 

 

あと、幼少期はあまり目立たなかったですが、存在感を増してきた清経(声:花江夏樹)。ぽっちゃり気味で弱気ですが、笛の名手です。

 

 

京に戻って徳子殿!相変わらず美しい、姿と声。

子なんてできない方がいいのに、、、辛い思いをさせそうだからというのが、これからの運命を知っていると悲しいですね( ;∀;)

 

 

尚、びわ犬猿の仲だった資盛君、宮中に仕える侍女が目当てて、徳子についてきたようですが、、、

 

 

法皇様にも媚を売り、今様合わせでデュエットw(今でいうとカラオケ??)

尚、史実の記録では、重盛の死後、資盛は法皇の近親として使えることになります。。それは男色関係だったと言われますwww

それを想像してまうとキツいものがありますね\(^o^)/

 

さて、重盛は法皇様に比叡山の僧兵をどうにかしろ、平家は都を守るはずなのに何をやっているのだとなじられ、部下には神輿は射るな、むやみに僧を殺すなと命じても虐殺と阿鼻叫喚となり、、、胃の痛い中間管理職仕事で苦悩する日々。

更には後日の大火で重盛の屋敷も焼け、神輿を射た罰と揶揄されるまで。。

 

 

後半はついに鹿ケ谷の陰謀。

 

西行の声は土師孝也さん。なんと低い声でシブい!北斗の拳アミバやトキ等演じてきた名優さんです!

俊寛藤原成親もこの首謀者なのですが、西行の声に全部持ってかれた感あります!

 

 

西行処刑まで速い展開!怒りの清盛の皺がこれまでにない劇画調で逼迫感あります!!

 

清盛がさらに後白河院まで捕らえようと動き始めたそのころ、

びわの静止をふりきり、動き始めたのは重盛!

西行の処刑の瞬間、平家の滅亡をまた見て、重盛の元に奔ったびわでしたが、、ここの瞬間だけ随分大人ぽく描かれていますねw

 

 

 

重盛「その兵は……あなたを討つためのものでございます。」

これまでに見たことない、強気で潔い重盛!カッコいいです!!!

 

「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず、 重盛の進退ここにきわまれり」

 

この台詞は2012年の大河ドラマ平清盛」で窪田正孝さんが演じる重盛が精神的に追い詰められ、号泣しながら発していたのが印象的でした。

 

 

然しながら、今回のアニメでは覚悟を決めた強さ・潔さを感じる台詞でした。

 

本当に面白い作品、今後も目が離せない作品だと思います!