徒然なるままに ~歴史作品の感想他~

歴史作品の感想とか色々

アニメ平家物語 第9話「平家流るる」感想

今週は仕事が忙しくブログを水曜以降書く気力が起きませんでした(汗

 

というわけで、水曜放送(いつも視聴は木曜昼以降)なのに出遅れてしまった平家物語の感想です。何とか落とさずに続けることはしたいものです。。。

 

義仲が入京した1183年7月、都は飢饉の中で義仲の兵たちも略奪行為を平然と行い、、1話のごとく止めに入ろうとして返り討ちに逢いかけたのを助けてくれたのは3人の白拍子でした。その名は静?源義経の愛妾で知られる静御前??

 

静御前吾妻鏡でその物語があるものの、平家物語には記述がなかったはず、、そしてその生涯は殆ど謎に包まれているはずですが、、、、ここでオリジナルを流れを入れてくるのが攻めてますね!

 

尚、見た目はびわより静達の方がお姉さんに見えますが、、、

第1話でびわが6歳だったと仮定しても、1183年当時は22歳になっているはず!

静御前の生年はネットで引いたら(ソース未確認)1865年となっていたので、この時19歳。。あまり、変わらないけどお姉さんなんですよね! びわの見た目は10代前半くらいで変わっておりませんが、、、

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遠くで家が燃えている、殺伐とした風景の中でも、三人の白拍子たちが袴を脱いで水浴びをするシーンwとても色っぽいと思います\(^o^)/

 

 

 

義仲が都で暴れていることを法皇様も憤ておりますが、、、一方で安徳天皇の異母弟を帝の位につけ(後鳥羽天皇)、可愛がるじぃじの顔もwww

 

 

三種の神器のない中なので、即位の正当性が疑われる(その後、後鳥羽天皇にとってコンプレックスともなる)ともいわれますが、見方によっては平家は既に逆賊となり、帝と三種の神器を強奪したお尋ね者であるともいえます。。。

 

徳子殿は今も安徳帝が帝と気丈にふるまっておりますが、もしかしたらこの執着も悲劇へとつながった大きな要素かとも思いました。

 

大宰府に逃げた平氏ですが、平家追討の院宣は九州にも回っており、、かつて重盛に仕えた緒方惟栄尋ね、大宰府から立ち去るように、さもなければ討ちにいかねばならないと伝えます。時代の趨勢が変わることには逆らえない中での、彼なりの忠義の言葉だったのだと思います。

 

 

そして、随分頼もしくなった資盛!維盛は寝込んでおり、宗盛は相変わらずだし、一族が頼れるのは彼しかありません!

 

 

そして雨の中を箱崎(現在の福岡県東区)まで徒歩で落ちのびる平家一行。徳子は草鞋も破れ、泥まみれになる中でも安徳帝を籠に背負い(どっかでみたなこれw)、女房達を励ましながら歩き続けます。

 

平家物語原典の記述はもっと悲惨で草鞋が敗れ足が切れて真っ赤になり、白い袴は赤く染まり、、三蔵法師の天竺への道より辛いものであった、というようなものでした。流石にそこまではアニメで表現できなかったですかね、、、

 

平家一行は箱崎まで行ったものの、陸には追討がくるので、船の上へ(それでも立派な船に乗れるのはまだまだ平家に力が残っている証拠かと)。そんな中、平家の行く末を悲観した清経が入水!これがびわの目にも見え。。。。まさに悲劇ですな。。

 

翌日びわは丹後の母の庵を尋ねますが、、、

(このあたりのやりとりは自分は情を解せずわからなかったです)ただ、これによりびわは再び平家を追いかけ、それを語り継ごうと決めたのは確かですね。

 

その後の史実展開は怒涛のように早く

 

義経殿!ついに登場しました!なんと麗しいお姿、梶裕貴さんの声もとてもあってます!!

 

 

義仲は矢が刺さり(宇治川の戦い後、近江の田でと思われる)一瞬で死亡。

 

 

そのまま舞台は怒涛の一の谷へ!

 

特殊エンディングの中での敦盛の悲劇が!!

 

 

今週は悲しんでいる間もない怒涛の展開!

あとアニメは2週、どのような結末になるのでしょうか??