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歴史作品の感想とか色々

アニメ平家物語 第5話「橋合戦」感想

重盛の死、、その後

びわは目の色が!やはり重盛の亡者が見える眼を受け継いだようです。

年は1180年、、びわが平家屋敷にきたのは殿下乗合事件(1171年)の歳ですから、あれから9年経っているんですよね。その時7-8歳と考えても、16-18歳の年頃のはずですが、全然大きくならないですね(笑)本当に物の怪(座敷童とか?)なのかもしれませんww

 

 

重盛亡きあとは三男の宗盛が棟梁を引き継ぐと意気込んでますが、ノリや顔立ちからしてもかなり不安ですね。。。。

 

 

さて、今回は重盛の弟たちの登場が続きます。四男の知盛、原典では平家の総大将として武勇を馳せますが、今回はカラ元気で失言も多いようですね。。。ちょっと不安な予感が、、、

 

駄目だよ、女子に落とし胤とか突然言ったら、、デリカシーない(笑)

 

 

清盛はついに後白河法皇にも幽閉命令を!

これに対し、法皇も悔し泣き。。。第5話にして大人が涙を流すシーンが非常に多くて悲痛でありす( ;∀;)

 

 

そして、法皇幽閉後、、、三種の神器が捧げられ、まだ立つこともままならぬ幼帝、安徳天皇が誕生します!

完全に意思もない即位なのですから、母親徳子は喜べませんよね。。。。

 



壇ノ浦に沈んだ悲劇の幼帝で描かれる子ですが、本当に沈むべき運命だったのでしょうか、、、治天の君目線で見れば、平家が勝手に三種の神器を持ち去るとともに拉致して勝手に飛び込んだ(源義経がそうせざるを得ないように追い詰めた)ですよね。。。。

 

さて、清盛の五男、重衡の語る宗盛の無能さおよび平家の横暴を語る、摂津源氏源仲綱の名馬を強引に借り受けた話です、、馬にチューまでするとはwwww(笑)

 

その馬に仲綱と名付け、焼き印まで押すとは、、、それは屈辱でありましょうな。。。仲綱の父が、かの源頼政であり、その恨みが以仁王の挙兵を促すことになります。

 

 

尚、重衡は兄弟の中でも理知的でイケメンで描かれておりますが、びわ・資盛がドン引きしてるあたり、キザすぎなのかもしれないですね。。。

他創作だと南都焼き討ちしたバーサーカーだったりうっかりさんとして描かれることが多いですね。容姿端麗とは原典でも言われておりますが。。。。

 

 

この少しぽっちゃりした方が以仁王のようです。

「鎌倉殿の13人」では木村昴さんが演じられていて、イケメンイケボだったのにちょっと残念ですねwww

尚、陰謀はすぐに発覚し、女装して逃げることに、、、当時は女装して偉人が逃げるのは定石だったようですね(平治の乱でも後白河院と二条帝が女装して京から脱出していますし)

 

 

以仁王の挙兵に対し、平家として出撃するは知盛・重衡、、、そして重盛の嫡男、維盛です。心優しき維盛は不安な様子、、、紅を指しているのは綺麗ですが、、、(若大将は化粧するものだったのか。。)

 

そして有名な橋合戦(宇治川の戦いともいう)!すでに紅(平家方)、白(以仁王、源氏方)の旗がたなびいておりますね!

 

 

橋は途中で落とされており、両軍矢での応戦となりますが、以仁王方には鎧も身に着けず、刀で矢をいなす強者が一人。五智院但馬といい、まさかの僧侶らしいです!!髪あるし僧に見えませんね(笑)

 

しかし、先陣をきって渡河を行った功をあげた藤姓足利氏の俊綱・忠綱の活躍が省略されたのは悲しいところです( ;∀;) 利根川の水はもっと荒いぞ!

 

 

結局、乱は失敗。源頼政・仲綱は自害し、以仁王は逃亡中に矢に射られて死亡(女装したままだったとは!)

 

然しながら、ご存じの通り、この以仁王の令旨は全国に広がり、各地の源氏の決起を促すのです(その一人が源頼朝)。

 

 

重衡は以仁王を匿った近江の園城寺を焼き討ちしました。戦を早期に終わらせるためで重衡は気が進まなかったのですが、、、、これは1年後の南都焼き討ちのフラグでしょうね。。。。

 

そして、戦には勝っても号泣する維盛。優しすぎて戦には向かない子なのでしょう。見ていて辛いものがあります。。

 

安徳天皇をあやすびわには癒されますが(*´▽`*)

 

 

平家の娘だから上皇様の寵愛を貰えないと思う徳子、許して許して許すしかないと涙する。。。

辛い立場ですな。。。

 

5話で既にこれだけ重くなり、その先はどうなるやら。。。。